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***「ぶつぶつ」って10回言ってごらん 「つぶ」になるから***
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「がんばらない」
「あきらめない」
「それでもやっぱりがんばらない」
「なげださない」
「幸せさがし」

。。。感想

初めて読んだ一冊目の「がんばらない」の読み始めは
自分とは違うと思った。
癌の患者さんと違って
自分は死ぬまで長い間この苦しみと共存していかなくちゃいけないんだからと、、、
でも反対にわたしはがん患者の苦しみは分からないしなぁ、、、
なんて思いながらも読んでいくと
どんどん引き込まれていく自分がいた。
蒲田先生の正直な飾らない文章も魅力だと思う。

あなたはあなたのままで良いんだよ。
って背中を押された感じがした。

がんばりたいけどがんばれない
がんばりたいけどがんばらない
あきらめちゃいたいけどあきらめない けど、、、
なげだしたいけどなげださない けど、、、

絶対にこうでなくちゃいけないなんてことはないと思いたい。
また気持ちも日々刻々変る。
そんな中でも死にたくなっちゃうことが度々あるわたしでもまだ生きてる。
やっぱり生かされてるのかなぁ。。。


表紙がかわいい「雪とパイナップル」大人の絵本。
これは絵本だけどそれまでの数々の本を読んだわたしにとっては
ひとりの男の子のことを例にとって
先生の事を分かりやすくまとめられた本なのかなと思った。
、、、マイナス30度の極寒の街をひとりの男の子の為に
パイナップルを捜し歩いた看護士さんの話が心に残る。
蒲田先生流にいうと「人間っていいなあ」
ってところですかね。
「雪とパイナップル」蒲田實













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人間を越えた猫。
ゴールドは、強く、賢く、温かい母親だった。
近所の猫好きにさえ嫌われていた黒猫がある日、子連れでわが家にやって来た。
野良猫の「意地」も「プライド」も捨て、
飢えたわが子の安全と食糧を求めて…(表紙帯表)

、、、生ゴミを漁る汚らしい野良猫にも、
人家に忍び入り食物を掠め取る泥棒猫にも、
何もしない家猫を襲う凶悪なやくざ猫にも、
そうせざる得ない哀しさと理由があることを、、、(表紙帯裏)

「猫の遺言状」ヒロコ・ムトー












ジェニーやトマシーナの物語を思い起こさせるような
本当にあった猫のお話。
この本を読み終わった後に
くうにはくうの
外での楽しみやしがらみがあるんだろうなあと
しみじみ思った。
わたしが思うにあの茶トラを見かけてから
どうもあんまりくうは外に出なくなったし
出てもすぐ帰ってきたり
トイレは必ず家でするようになったし(苦笑)、、、
そんな生活もまた変るんだろうけど
うん、猫ってかわいい。


数日前に
この本をぽんがボロボロにしちゃったのだ。
「偶然の祝福」












<あらすじ>
お手伝いのキリコさんは私のなくしものを取り戻す名人だった。
それも息を荒らげず、恩着せがましくもなくすっと―。
伯母は、実に従順で正統的な失踪者になった。
前ぶれもなく理由もなくきっぱりと―。
リコーダー、万年筆、弟、伯母、そして恋人―失ったものへの愛と祈りが、
哀しみを貫き、偶然の幸せを連れてきた。
息子と犬のアポロと暮らす私の孤独な日々に。
美しく、切なく運命のからくりが響き合う傑作連作小説。

― 文庫本カバーより

<メモ、感想>
ひとつひとつの話のようだけどつながっているんだろうなみたいな
貴婦人Aの蘇生の登場人物も出てきちゃうようなわたしのとってはなんとも不思議な本でした。
わたしはキリコさんのお話が一番好きだった。
ちなみに犬のアポロはラブラドールってことが話の途中からわかって
何だかうれしかったりして。。。(笑

<あらすじ>
北極グマの剥製に顔をつっこんで絶命した伯父。
法律書の生き埋めになって冷たくなっていた父。
そして、死んだ動物たちに夜ごと刺繍をほどこす伯母。
この謎の貴婦人は、はたしてロマノフ王朝の最後の生き残りなのか?
『博士の愛した数式』で第1回本屋大賞を受賞し、
多くの新たな読者を獲得した芥川賞作家が、
失われたものの世界を硬質な文体で描いた、とびきりクールな傑作長編小説。
― 文庫本カバーより

<メモ、感想>
いろんな世界があるもんだ。
わたしにはむーんって感じだったかも。。。


アナスタシアのそぶりを見せるユーリー伯母さん
剥製マニアのオハラ
強迫性障害のニコ
わたしはニコがせつなく良い感じに印象に残ったかな。

孤独は単に淋しいなどというものではない。
もっと深く、すべてのものを拒絶する姿だ。
人は孤独を凝視しつつ、何かを求めねばならない。
その若き日、敗戦のショックがもたらした虚無的生活。
続いての13年間にわたる長く厳しい闘病生活。
しかも、その間には恋人を同じ病で喪うという暗い孤独な日々をくぐり抜けてきた著者が、
今、広い愛の心で綴る珠玉の最新エッセイ。
恋愛、結婚について、他人への思いやり、人間の生きがい等などを語りつつ、
篤い信仰の心と他人への暖かい思いに満ちた著者が限りない愛と明日への希望を説く人生論。
― 文庫本カバーより










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