「落ちこぼれ」 茨木のり子詩集
。。。メモ。
はたから見れば嘲笑の時代おくれ
けれど進んで選びとった時代おくれ
もっともっと遅れたい(時代おくれ)
人間は誰でも心の底に
しいんと静かな湖をもつべきなのだ(みずうみ)
教養や学歴とはなんの関係もないらしい
人間の魅力とは
たぶんその湖のあたりから
発する霧だ(みずうみ)
落ちこぼれ 和菓子の名につけたいようなやさしさ
・・・
落ちこぼれ 結果ではなく
落ちこぼれ 華々しい意志であれ(落ちこぼれ)
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ(自分の感受性くらい)
忙しさとひきかえに
大切なものを
ぽとぽとと 落としてゆきます (十二月のうた)
「続 氷点(上)(下)」 三浦綾子
最近三浦綾子が今のわたしの旬になっている。
。。。メモ。
人間って、自分の思いどおりにならない、不自由な存在だね
自分がこうありたいと思う方向に、必ずしも自分の心はついては来ない
何度も手をかけることだ。そこに愛情が生まれるのだよ。ほうっておいてはいけない。人でも物でも、ほうっておいては、持っていた愛情も消えてしまう
自分一人ぐらいと思ってはいけない。その一人ぐらいと思っている自分に、たくさんの人がかかわっている。ある一人がでたらめに生きると、その人間の一生に出会うすべての人が不快になったり、迷惑をこうむったりするのだ。そして不幸にもなるのだ
一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである
生きてるって、淋しいか
その淋しいもの同士が、何でつまらぬ争いをくり返すのか。淋しければ肩をよせ合って、仲よく生きるべきなのだ。
愛は意志だ (感情ではない)
母の昔話パート2。
(有名な人らしい)高良とみさんの
別荘の温室ガラスの修繕に行って
そこでの仕事が終わると
高良とみさんは
温室の横にあったゴミを指差して
「ちょっとこれも片付けていってくださいな」と
言われたそうだ。
それに対して母は
「わたしはガラス屋です。
片付け屋じゃありません。
それはご自分でお方付けください」と
ぴしゃりと言ったそうだ。
2度目にそこの家へ仕事に行ったときに
幼いわたしを連れて行ったら
「お嬢ちゃんにどうぞ」とクッキーをくれたそうだ。
聞き出せば
まだまだ面白い話がいっぱい出てきそうな気がするな。
歴代総理大臣三木首相の別荘(真鶴)に
ガラスの修繕の見積もりに
行った母は
玄関先に出てきた
当時現役総理大臣を目の前に
「あーら三木さん、テレビと同じ顔!」と言ったそうだ。
恐るべしトモコ!って感じです。
子供の頃のわたしは
会社勤めのお父さんと
おしとやかなお母さんが憧れで
元気で天真爛漫な母が
なーんか恥ずかしくて嫌だったような気がするなぁ。
(そんなふうに思っていた事を)
ごめんね、ゆるしてっ。(^^:
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